YouTubeの登録チャンネルを全て解除した


何年にもわたって、何の目的もなくただ惰性で繰り返してきた行為の結果を消し去りたい衝動を抑えきれず、 YouTubeで登録したすべてのチャンネルを、きれいさっぱり解除した。

改めて見ると登録しているチャンネル数は数百に膨れ上がっていた。 しかしながら、一覧をざっとスクロールすると、その99%は、もはや記憶にも視線にも触れることのない、 忘却の彼方に追いやられたチャンネルばかりだった。 いつ登録したのか、なぜ登録したのか。一切わからない。 お笑い芸人、アンジャッシュ児島氏のチャンネルが、なぜか厳然と登録されたままであったのを見つけたときには、思わず笑ってしまった。

さて、これほどの数をチマチマと人力で解除するというのは現実味を欠いている。自動化するしかない。 自動化といっても大層なものではなく、Chrome の Console に貼り付けるだけの簡単なJSを書くだけだった。 世の中は広く、同じような考えに至る人間が数多く存在するのもまた道理だ。 自分みたいな凡庸な人間が思いつくことは、誰かが既に思いついているし、実装している。 ちょっと探して見つからなければAIか、最悪自分で書こうと思って、ググるとすぐにJSが見つかった。 ありがとう、インターネット。ありがとう集合知。

そうしてモリッと貼り付けたJSによって削除が完了した。 しかし、ホーム画面に目を向ければ、そこにはこれまでの視聴履歴をもとに推薦されたチャンネルが、以前と変わらぬ顔ぶれで並んでいた。 表面だけを見れば、何一つ変化は起きていない。

YouTubeという巨大産業に対する依存を、ほんの少しでも弱めたいという、曖昧で控えめな願いからこの行動に及んだ。 しかしその結末として得られたのは、皮肉にも――何も変わっていない、という厳然たる事実だった。 この「登録チャンネルを全て登録解除する」という小さな抵抗が何の効き目も持たなかったという事実こそ、 天才の中の天才が考えだしたYouTubeという仕組みの周到さ――いや、むしろ人の習慣を静かに絡め取る、その中毒性の深さを物語っているのかもしれない。

I mass-unsubscribed from all my YouTube channels